親権・養育費
親権
離婚した際に、生じる問題として親権の問題があります。 親権をどちらが得るかは、話し合いで決めますが、話し合いで決まらない場合は、家庭裁判所に調停を申し立てることが可能です。
家庭裁判所に調停を申し立てた場合、どちらが親権を取るかは、父母の生活状況や、子どもに対する愛情、子供の意思などを基準に決めます。子供が幼ければ幼いほど、母親が親権者になることが多いようです。それは、おそらく幼い子供には母親の愛情が必要であるとの判断があるからだと思われます。
親権を取りたいということであれば、話し合いをすることがもちろんですが、家庭裁判所がどのような基準で判断するかを理解し、その基準に関する事情をしっかりと説明することが必要です。
養育費
離婚をした場合に、お子さんがまだ未成年の場合には、養育費の問題が発生します。
養育費は、話し合いで具体的な額を決めますが、話し合いでまとまらない場合には、家庭裁判所に調停を申し立てて決めることもできます。
現実的には、支払いを数年若しくは、10年以上続ける約束をする場合があり、その具体的に決めた養育費が数年は支払われたけど、そのうち支払われなくなるといったケースをよくご相談を受けます。
そして、逆に養育費の支払が大変で、どうにかならないかといったご相談もあります。その場合にも、養育費の減額を認めてもらうことも不可能ではありませんので、ご相談ください。